この記事はネタバレを含みます。
ブックマークをして映画を観てから帰りの電車で読んでください。
初めに
受験生だった僕は将来のために２月の前半まで受験勉強をしていました。
子供の頃から絵を描くのが好きで、映画も好きで美大を目指していました。
ですが受験が終わった時にはすっかり疲弊して何が将来の夢なのか、現実を見るべきなのではないかとずっと考えていました。
一年で技術も上がらず成果も出ないことに対する焦りや不安から
イマイチ気持ちが前を向かず、将来に希望もなにも持てずにいました。
そんな時に観たグレイテストショーマンと僕の話です。
グレイテストショーマン 感想
結論から言うと僕はこの映画に救われました。
感動して泣いて観たあとに幸せな気持ちになる素敵な映画でした。
そして大人になるためには夢を諦めなきゃいけない、妥協が大人になることだと思っていた僕は、常に笑顔で生きるP.T.バーナムという男の生き様から夢を追う大切さを学びました
純粋に夢を見る力
夢を見続けることは難しい。
これは僕が18歳になって学んだことです。
経済的問題、根気、大きすぎて手が届かない夢。
大人になればなるほど現実が見えてきてしまうのです。
仕立て屋の息子として貧しい生活をしてきた主人公バーナムは立派な屋敷に暮らすチャリティと恋に落ちます。
花嫁学校へ行く不安を打ち明けたチャリティにバーナムは笑顔で歌い出します。
Cause every night I lie in bed
毎晩僕がベッドで横になると
The brightest colors fill my head
僕の頭は鮮やかな色たちで溢れるんだ
A million dreams are keeping me awake
何万のも夢が僕を寝かせてくれないんだ
衝撃的でした。
この少年はいい暮らしをしていない。
靴もボロボロで洋服も汚れっぱなし、
きっと日々生きるのも大変だろう
なのにこんなにも純粋に夢を見て生きてるのかと。
そしてバーナムは大人になってもこの歌を歌います。
父が死に辛い生活を過ごし大人になってなお真っ直ぐに夢を見ているのです。
夢が溢れて夜も眠れないなんて経験最後にしたのはいつですか？
明日の遠足が楽しみで眠れなかった子供の頃の経験は誰しもあると思います。
でもそれは子供の頃の気持ちの話。
そんな気持ちを、いや叶うかどうかわからないもっと大きくて儚い夢を大人になっても忘れずバーナムは生きているのです。
バーナムの夢、それはチャリティと幸せに暮らすこと
離れ離れになっても苦しい生活が続いてもバーナムは子供の頃から変わらず、ずっと 、夢を見て生きてきたのです。
逆境をも味方にする行動力
バーナムは仲間たちを集めてショーを開催することを決意します。
凄いのはそのすぐに動く行動力。
娘達の言葉をヒントに閃いたらすぐにポスターを作り次の日には町中に張り出します。
蝋人形の展示物が失敗したことも全くなかったかのように笑顔で前へ進んでいるのです。
そしてバーナムはなにか決めて行動する時ずっと笑顔です。
「リスク無し成功はない」とフィリップに言ってましたが彼は失敗なんて考えずただ楽しい結末だけを思い描いて行動しているのでしょう。
失敗を恐れず笑顔で行動する、バーナムは本当に前向きな男です。
その結果バーナムは仲間たちとともにショーを成功させます。
ですが新聞には批評が書かれてしまいます。
バーナムは批評すらも味方につけてしまいます。
ほかの新聞持ち込みで半額に、
自分の王冠には「ペテンの王子」と彫り、
そして自分たちのことを「サーカス(バカ騒ぎ)」と自ら名乗ります。
バーナムの転機と本当の夢
それから女王に会いにいったり、ジェニーリンドと手を組み新たなショーを行ったりバーナムは次々と偉業を成し遂げます。
そしてそれとは引き換えに今までのサーカス、そして一番大切だった家族を蔑ろにしてしまいます。
その結果彼は全てを失います。
仕事のパートナー、サーカス、そして家族、彼が手にした全てを。
成功を収め、更なる成功を追い、全てを失う。
どん底へ突き落とされたバーナムは一つのことに気づきます、本当の夢のことを。
幼少期、眠れないほどに夢を見たチャリティとの暮らし、家族４人での幸せな家庭こそからの本当の夢です。
そしてサーカスのメンバーと声高らかに叫び誓います、”これからは大切なものを見失わない”と。
誰しもどん底へ突き落とされること、壁にぶち当たることはあると思います。
みんながみんな通る道でしょう。
それでもバーナムはまた立ち上がり持ち前の行動力で走り出し、失ったものを一つづつ取り戻します。
サーカスを復帰させて、「僕には子育てがある」とフィリップに自分のサーカス団を譲り渡し、
彼はゾウに乗って家族の元へ向かうのです。
そして本当の夢である幸せな家庭を手にしたバーナムはチャリティと２人で娘たちのバレエの発表会を優しい眼差しで見届けます。
一度失った夢でもまた立ち上がりそして追いかける。
それは誰もが出来ることではないと思います。
バーナムの行動力、そして何より夢を追う力から僕はたくさんの力を貰いました。
間違えても人はまた前に進める、と強く感じました。
まとめ
この映画のテーマである夢。
大きい夢も小さい夢でも、夢は生きてるうち何度も変わると思います。
どんな形の夢でもいい、大切なのは夢を見失わないこと、追い求める行動力、そして真っ直ぐに夢と向き合うこと。
それらは全て夢を一度失った僕がP.T.バーナムという最高のショーマンから教わったことです。
これから大人になりどれだけ現実にぶつかっても、どれだけ無理だと言われても、どれだけ儚い夢だとしても僕は今までと違い少しだけ前向きでいられると思います。
それはグレイテストショーマンという映画に出会えたからです。
僕は映画が好きです。
それはたった２時間で人生が明るく変わるから。
僕は今年、グレイテストショーマンという映画に出会えてよかった。
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